
まず、最初に質問させて頂きます。化粧品に関係する法令をいくつご存じでしょうか。
有名なのは薬事法(正しくは医薬品医療機器等法(薬機法))ですね。それから景品法(不当景品類及び不当表示防止法)、医薬品等適正広告基準、化粧品の表示に関する公正競争規約、消防法、高圧ガス保安法、リサイクル法(資源の有効な利用の促進に関する法律)、消費税法、特商法(特定商取引に関する法律)などがあります。
何気なく使っている身の回りのモノは、全て法律で規制されていますので、化粧品が特別に多い訳ではありませんが、「いろいろあるんだな」という印象を持たれた方が多いと思います。
一般論としては、自らがおこなうビジネスは、関連する法律を熟知して、その法律の穴を突いた手法で大儲けするぐらいであってほしいのですが、全く法律のことを調べもしないでビジネスをやろうとする逆の意味でスゴイ方が存在するのも現実です。
知らずに法令違反をしている?
販売方法や広告に関しては注意が必要!?
化粧品OEMの場合、製造や表示に関することは、メーカーや製造販売元で確認しますので、法律違反は未然に防ぐことが出来ますが、販売方法や広告に関しては、販売に関わる方の認識が甘い部分もあり、知らずに法令違反をしているケースが、未だに見受けられます。
「他社がやっているから大丈夫」「本当のことを言っているので問題ない」「インターネット販売だからいちいち見ていない」「口頭で説明して販売するから証拠が残らない」等々、誤った認識をお持ちの方は、早急に改めて頂きたいと思います。今、あげたものは、NGになる場合がほとんどです。
現在、消費者保護の観点から、薬事法、景品法、特商法に関する規制が厳格化されています。法令違反が公になった場合の影響は計り知れません。一瞬にして、信用を失うことさえあり得ます。そのようなことが無いよう、法律に関する情報には、注意を払って頂きたいと思います。
化粧品広告に関する知識を得たい方は、日本化粧品工業会がまとめた「化粧品等の適正広告ガイドライン」を熟読してください。化粧品販売に関わる方のバイブルのようなもので、ホームページから無料でダウンロード出来てお薦めです。
http://www.jcia.org/n/biz/gl/01-2/
また、当ブログでも最新の情報をお伝えしていく予定ですので、チェックして頂けると幸いです。
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